新年度になりましたねー。
資格取得に向けてギアを入れ替えて勉強をする方も多いと思います。
そこで、私が中小企業診断士受験時代に行なった勉強法について紹介いたします。
パソコンを活用した中小企業診断士の勉強
「中小企業診断士試験はペーパー試験だからパソコンなんて不要だ!」と思われる方も多いと思いますが、実はマストです。

確かに一次試験(マークシート)にはパソコンは必要ない。
二次試験(筆記)も書く練習という意味でなら紙と鉛筆があればOK!
一見このように思えますが、実は二次試験の成績を上げるには下記が有効であり、
そのためにパソコンが必要となります。
①独自の教材を作ること
②答練の結果を勉強仲間同士でフィードバックし合うこと

よくわかんないけど、①②って重要なの?
①について
資格予備校のテキストや講師のレジュメがあればわざわざ独自の教材を作る必要はないのでは?
②について
勉強仲間から回答へのフィードバックをもらうってこと?
恥ずかしいけど、何か意味あるの?

はい。
それでは、中小企業診断士の二次試験の勉強に
①②が効果的な理由を説明していきます。
※二次試験合格は独学では困難なため、
資格予備校に通っていることを前提として説明します。
①独自の教材を作ることの有効性
資格予備校のテキストや講師のレジュメ等の教材があっても独自の教材は必要だと考えます。
というのも、これらの教材は他人(講師)の言葉で書かれているため、
そのままでは二次試験で活用することはできないからです。
それでは、二次試験で活用するためにはどうすればよいのでしょうか?
他人の受け売りではなく、自分の言葉に直して専門知識(セオリー)を覚えます。
教材に書かれているセオリーを自分自身の言葉に直してインプットすることで、二次試験の設問の中で呼び出して使用することができます。
具体的には、自分の言葉に直したセオリーをExcelに整理して独自教材化し、
これを使ってインプット学習を行なっていきます。
私の実体験ですが、Excelで作った独自教材をPDF化してスマートフォンで見られるようにし、通勤時等の空き時間にいつでも復習できるようにしました。
なお、自分の言葉でセオリーを覚える方法については、中小企業診断士が教える二次試験(事例I)での活用に向けた一次試験の覚え方!をご確認ください。
②答練の結果を勉強仲間同士でフィードバックし合うこと
資格予備校の答練では、得てして添削結果の返却までに1週間程度時間を要します。
※資格予備校によっては即日添削されるところもあります
このように講師からのフィードバックに時間を要することから、
記憶が薄れている状態で添削結果を振り返ることになります。
答練を解きたてホヤホヤで他者からのフィードバックを得たくないですか?
これを実現するために同じ授業を受けている仲間同士で互いの回答を批評し合います。
その手順やルール等の例を以下に記載します。
必要に応じて各自でチューンして使ってください。
- 各自が自身の答案をワード・テキストファイルに再現する(再現答案作成)。
- そのファイルを生徒間の共有ストレージ(Google DriveやDropbox)
にアップロードする。 - それぞれの答案に対して採点、および批評を行う。
<割り振りの例>
●Aさん→Bさんの答案
●Bさん→Cさんの答案
●Cさん→Dさんの答案
●Dさん→Aさんの答案 - 採点や批評を実施したファイルを共有ストレージに改めてアップロードする。
- フィードバック結果が反映されたファイルを確認する。
- 答練で提出した回答
- 回答を行なった理由
(例)
問題文で問われていることは●●であるから、与件の▲▲を解消するために■■というセオリーを使って回答を構成した。 - 自己採点結果(設問ごとの点数、合計点数の両方)
- 振り返り・反省点(設問ごと、答練全体の両方)
- 答練の採点基準に沿った採点結果(設問ごとの点数、合計点数の両方)
- 再現答案への指摘・助言
(例)
・「答案で提出した回答」と「回答を行なった理由」との整合性
・減点した理由
・「振り返り・反省点」への助言
- 記憶が鮮明な内にフィードバックが得られる。
※私の時は答練があった日から三日以内にフィードバックを完了させていました。 - 他者の考え方や意見を取り入れることができる。
- 「回答を行なった理由」や「振り返り・反省点」を言語化することで回答プロセスの定着化や失敗の再発防止を実現できる。
おすすめのパソコン購入先
「①独自の教材を作ること」、「②答練の結果を勉強仲間同士でフィードバックし合うこと」の有効性、およびこれらを行うためにパソコンが必要であることは伝わったでしょうか。
この節ではおすすめのパソコン購入先と形状を紹介します。
それは、マウスコンピュータのノートPCです!
OSの種類、CPUの種類、メモリサイズ、マイクロソフトオフィスの有無、光学ドライブの有無等のオプションが自在に選べ、かつリーズナブルであるため、おすすめしております。
二次試験合格後に行う実務従事(15日以上)や中小企業診断士登録後のコンサルティング活動においてパソコンが必須となってくるので、受験時から買っておいて損はありません。
2021年3月31日〜4月14日で新生活応援セールをやっているのでチェックしてみてください。
最後に
②について補足します。
今はコロナ禍で人と人との繋がりが希薄になっていて勉強仲間を作ること自体が困難になっていると思われます。
ですが、そこは勇気を振り絞って仲間を探してください。
せっかく資格予備校に通ったのだから、
一匹オオカミで勉強せず仲間と協力して進めた方がいいと思います。
中小企業診断士に挑戦するあなたにとって実り多き一年になることをお祈りします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
中小企業診断士の一次試験はマークシート形式だからそもそもパソコンはいらないし、二次試験(筆記)についても手で回答を書く練習をした方がいい。
だから、結局パソコンは無くてもいいのでは?