デジタルモンキー

新感覚の超思考型パズルで挑むミステリアスストーリー。【18】の秘密とは?!謎を解く鍵は【18】に隠されている・・・?

【18】キミト ツナガル パズル

『渦巻く我欲、儚き夢』第2話

夢魔世界

ヨコハマ

主人公
………………

カミヤ
………………

主人公
なあ、カミヤ?
オレ達、確かにヨコハマ
への扉をくぐったよな?

カミヤ
ああ、間違いない

八重
前と比べて、ガラッと
雰囲気が変わってねーか?
あんなデカい宮殿、
建ってなかったよな?

ユリナ
う、うん…
あの辺りには、華僑街が
広がってたはずだけど…

アイリ
えぇ~!?
華僑街、なくなっちゃった
んですかぁ!?
せっかく、おいしい中華が
食べられると思ったのに!

ユリナ
アイリちゃん…、そこ?

カミヤ
とにかく、
先へ進みましょうか…

ヨコハマ

主人公
あの宮殿、どっかで
見た事あるんだよなぁ
歴史の教科書だったか、
テレビ番組だったか…

カミヤ
紫禁城

カミヤ
明・清朝の旧王宮、
中国の歴史的建造物だ

ユリナ
華僑街がなくなって
しまった、今の状況でも
この街が「中華系」である
事に、変わりはないんだね

八重
じゃあよ、あの宮殿は
リャンが建てたのか?

カミヤ
そうかもしれません。
あるいは…

ヒトミ
別勢力に乗っ取られた、
とか?

カミヤ
その可能性もあります

八重
確かに、あのじーさん
「ハデなのは嫌い」って
言ってたもんな

カミヤ
何にせよ、
あの宮殿の中に――
彼がいると信じて、
進むしかありませんね

ヨコハマ

八重
…華僑街が消えちまった
だけじゃねぇ
もう一つ、劇的に変わった
コトがあるぜ?

優子
人の姿が、ほとんど
見当たりませんわね…

八重
オウ、あんなにエラそーに
のさばってたヤツら――
中華マフィアの連中が、
どこにもいねーんだよ

カミヤ
ええ。
しかも、その代わりに……

エゴエス
(ギャオオオォッ!!)

主人公
なぜかエゴエスの方が、
わんさかいるんだよな…

ヨコハマ

ユリナ
人間がいない代わりに、
エゴエスがたくさんいる
これってさ、ウエノの時と
全く同じ状況じゃない?

主人公
考えたくもないけどさ
マジでヨコハマが、誰かに
乗っ取られてたとしたら?

カミヤ
エゴエス研究所の仕業か。
確かに、考えたくもないな

ヒトミ
もし、そうだとしても、
なんでまたヨコハマを?

アイリ
き、きっと、ゴハンが
おいしいからですよぉ!

カミヤ
あなたも、なかなか
しつこいですね……

絵瑠
シンシティの存在は…
人間がいる事の証左…

八重
だな。この街がある限り、
創造主は必ずどっかにいる

主人公
それはどこだ?って、
聞くまでもなさそうだな

カミヤ
ああ、心してかかるぞ…!

ヨコハマ

主人公
……、おっ?
宮殿の門の前に、
誰か立ってるぞ?

カミヤ
門番か?それにしては、
やけに頼りない風体だが

八重
ああ…頼りないハズだぜ
どっからどう見たって、
小さな子供じゃねーか!

ヤナ
サナ、ホントに来たよ!

サナ
ヤナ、ホントに来たね!

ヤナ&サナ
おじーちゃんが言ってた、
ウワサのダイバー達だよ!

ユリナ
おじーちゃん?
ひょっとして、
リャンさんの事?

ヤナ
うん!

サナ
そう!

ヤナ&サナ
リャンおじーちゃん!

八重
へ~、こりゃビックリだぜ
あのじーさんに、こんなに
カワイイ孫がいたなんてよ

アイリ
で、でも、リャンさんには
似てませんね、あんまり…

ヨコハマ

ヤナ
おじーちゃんのマゴ?
ちがうちがうっ!

サナ
サナ達ね、ずぅっと遠い
国からきたんだよ!

ヤナ&サナ
つい最近!お船に乗って!

主人公
お船に乗って?

ヤナ
二人きりで、海の上を
ぷかぷか浮いてたの!

サナ
そうしたら、この街に
やってきたの!

ヒトミ
あの、全然ハナシが
見えてこないんだけど…

カミヤ
…なるほど。
君達は、難民の子供か

ヤナ
そう!

サナ
それ!

ヤナ&サナ
ナンミン!

優子
つまり、この子達は
難民船に乗って、
海を漂っている内に――

ユリナ
ヨコハマに漂着して、
リャンさんに拾われた?

カミヤ
そういう事でしょうね、
おそらくは

ヨコハマ

ヤナ
おじーちゃんね、
すっごく優しいの!

サナ
ゴハンもおいしいし、
おフロもあったかいよ!

主人公
へぇ、さすがじーさん。
懐が広いなぁ

ユリナ
ちょっと怪しいけど、
根はイイ人なんだよね!

カミヤ
(イイ人が、こんな子供に
門番をさせるだろうか…)

主人公
ん?なんか言ったか?

カミヤ
いや…なんでもない
とにかく、これで一つだけ
わかった事がある
ヨコハマは、何者かに
乗っ取られたわけではない
この宮殿を建てたのは、
リャンだという事だ

優子
そうなりますわね。
その点は、一安心ですわ

アイリ
よ、よかったですぅ……

ヨコハマ

ユリナ
えっとね、
ヤナちゃん、サナちゃん
私達、リャンさんに
大事なお話があるの

主人公
そうそう
よかったら、じーさんの
所まで案内してくれない?

ヤナ
んっとね~!
それはダメなの!

主人公
……へっ?だ、ダメなの?

サナ
うん!ダメ!

ヤナ
しばらくは、誰も中に
入れるな~!って!

ヤナ&サナ
おじーちゃんに
言われてるのっ!

カミヤ
リャンさんの命令…?

沙織
ど、どういうことですか!
詳しく説明してください!

ヤナ
わかんない!
とにかく帰って!

サナ
そうしなきゃ、
サナ達がぶたれちゃう!

八重
まさかの門前払いだな…。
どーするよ、カミヤ?

カミヤ
力尽くで通り抜ける事も
可能ではありますが…
子供相手となると、
さすがに気が引けますね…

ヨコハマ

主人公
なあ、頼むよ二人とも…
せめてじーさんに、オレ達
が来たって伝えてきてよ
そうすりゃ、たぶん
わかってくれるからさ、ね

サナ
ダメ!ダ~メ!
おじーちゃんとのお約束!

ヤナ
こんなに言っても、帰って
くれないんだったら――

サナ
サナ達が、お兄ちゃん達を
ぶっ殺しちゃうよっ!!

沙織
あーっ!こらっ!
あなた達っ!
いけませんよ!良い子が
そんな言葉を使っちゃあ!

ユリナ
そうだよ?
たとえウソでも、「殺す」
なんて言っちゃダメ!

サナ
ちがうも~ん!
ウソじゃないも~ん!

ヤナ
ヤナ達、ホントに殺すよ!
見て見て、ホラッ!

(ゴゴゴゴッ……!)

カミヤ
ッ!?こ、このパワーは、
もしや…ッ!!
皆さん!
気を付けてください!
この子達は、
ただの子供ではないッ!!

(ゴゴゴゴッ……!)

主人公
お、おいおい?冗談だろ?
マジでやろうってのか?!

カミヤ
手加減は無用だ!
(主人公)!

ヤナ
あはははは~っ!!
楽しいね、サナっ!

サナ
うんっ!いっぱいいっぱい
殺しちゃおーねっ!

ヤナ
そーしたら!
リャンおじーちゃんが!

ヤナ&サナ
いっぱいいっぱい!
褒めてくれるかもね~っ!

ヤナ
うわぁ~!
負けちゃったぁ!

ヤナ
お兄ちゃん達、強~い!
にげろにげろ~っ!

ヤナ&サナ
キャッキャッ♪

(タッタッタ……)

主人公
あ、あんな子供なのに
めっちゃくちゃ、
強かったんだけど…

ヒトミ
これは、とんでもない事件
の匂いがするわね…

to be continued…