二月の勝者 -絶対合格の教室-12巻のあらすじ・感想・見どころを紹介!

8/11に「二月の勝者 -絶対合格の教室-12巻」が発売されました!

10月から日テレでドラマ(柳楽優弥さん主演)が始まるので、
この漫画への注目度がますます高まってきていると感じます。

そこで、本記事では二月の勝者12巻のあらすじ・感想・見どころを紹介いたします!

二月の勝者12巻のあらすじ・感想・見どころ

二月の勝者12巻の各講(第99講〜106講)のあらすじ・感想・見どころを紹介します。

第99講 十一月の粉飾

Rクラスの今川理依紗さんが「親が監督して行なった過去問演習(吉祥寺女子)」で合格者平均点を取ったと桜花ゼミに報告するシーンから始まります。

立ち合った黒木先生や佐倉先生はその結果がカンニングであることを看破しますが、保護者にはその事実を伝えません。

カンニングを見抜くきっかけとなったのが「偏差値58の壁」というものです。

これは偏差値58くらいから入試問題に占める応用問題の比率が増えるため、それより偏差値が下回る子は全く歯が立たなくなる現象です。

※6年生の11月におけるカンニングはあるあるな事象

この不正を保護者に伝えず・怒らせないようにしながら、受験生本人には受験に向き合わせるという黒木先生からの難問に佐倉先生は向き合っていくことになります。

TOMO

「カンニングをしてまでもお母さんの喜ぶ顔が見たい!期待に応えたい!」という気持ちとてもよくわかります。

若い身空で勉強を強いられ、追い詰められている状態での行動なので親として子どもを責めることはできないと思いました。

「佐倉先生は不正を黙認しつつ、うまくその生徒を受験に向かいあわせる」という答えのない難問にチャレンジしなければなりません。

どうように振舞っていくのでしょうか?続きが楽しみです。

また、本来なら親自身が子どものカンニングを見抜いて
適切にケアしなければならないと思いました。

カンニングに勘付きながらもそれを親に悟られずうまく生徒を導こうと
試行錯誤しようとしているところが見どころです!

第100講 十一月の約束

今川理依紗さんにカンニングをやめる方策を木村先生と話し合います。

その中で彼女は「頑張らない努力をしているのではないか」と推理します。

まだ本気を出していないから(伸び代があるから)と頑張らないことで自分の心を守っているというのではないか?

このまま実力に見合わない難関校を受ければ、全落ちの屈辱を味わう可能性が高い。

『そうならないように一つでも「合格」を掴みとらせたい』と木村先生は語ります。

一方、黒木先生は冬期講習や正月特訓の準備、塾全体のマネジメントと大忙しです。

そのため、栄養ドリンクとゼリーで食事を摂っているのですが、その不摂生が祟って貧血で倒れ、その様子を残業のため戻った佐倉先生に発見されてしまいます…

TOMO

頑張ってやったのにうまくいかないと傷つくため、「ちょっと手を抜いて自分は本気になっていないから」と自分に言い訳をする。

大人でも自分を守るための言い訳を作ってしまいがちなので、
子どもなら尚更だと思います。

いかに子ども達が追い詰められた状態にあるかわかります。

また、「親子に全落ちを避けさせたい」先生の気持ち、よくわかります。

努力したのに全く勝てないとその後努力する気持ちになんてなれませんよね。

ただ勉強を教えるだけでなく、生徒や親の心のケアにまで気を配る!

塾講師の大変さが骨身にしみます。。

黒木先生の不摂生についてですが、「栄養ドリンクとゼリー」は忙しい人にありがちな食生活ですね。

食事をとる時間がもったいなく、手軽に摂れる食事で無理やり体を動かす。

結果として、体に負担をかけ大きく生産性を下げることになります。

改善されるといいのですが…

「全落ちはさせない!」という木村先生の決意が見どころです!

第101講 十一月の不可侵領域

黒木先生は校舎に戻った佐倉先生に「謎の物資」の運搬を依頼します。

その受け渡し先に着くと女子高生らしき人物が佐倉先生に声をかけてきました。

彼女に連れられて建物まで「謎の物資」を運んでいくと、佐倉先生はその部屋の中の人から入室を促されます。

その部屋の中では学年が異なる複数の生徒が勉強に励んでいました。

「謎の物資」が詰まったキャリーバックを開けるとたくさんの
参考書・問題集が詰まっていました。

謎が深まったところで終了!

黒木先生の荷物を届けた先の様子
TOMO

現代の寺子屋ですかね。

黒木先生は「金銭的な問題、家庭環境の問題を抱える子ども達が勉強をするための施設」を提供していたのでしょうか。

その背景はわかりませんが、きっと後で語られるはずです。

黒木先生の闇が一つ一つ明らかになっていくところが見どころです!

第102講 十一月の疎通

佐倉先生はその部屋の人たちと話す中で、
ここが彼らの「大切な居場所」であることに気づきます。

入ってはならない領域に踏み入ってしまったと感じ、そそくさと立ち去ります。

帰り際に伝えられた伝言や体調を気遣う言葉を校舎にいる黒木先生に伝えました。

「12月の模試が最後なので、悔いの残らぬよう全力で挑みましょう…!」

そんな言葉を交わし、その模試に向けた準備を行っていくのでした。

黒木先生が運営していると思われる教室
TOMO

12月の模試で志望校がほぼ確定してしまうので、生徒・親・先生にとっても重要な時期になってきています。

勉強を始めた時にはたくさん残っていた模試が段々と少なくなり、最後には本番試験だけになってしまう。

「次こそは」の次がなくなる恐怖、とてもよくわかります。

そんなプレッシャーを小学生ながらに背負っているなんて、頭が下がります。

12月の最終模試に向けて色々な立場(生徒・親・先生)
の重圧感が伝わってくるところが見どころです!

第103講 十一月の風雲

各家庭で今までの勉強のプロセスを振り返りながら、
模試に登録する志望校を決めていきます。

そんな中、父親と別居中の島津くんが志望校を決めていきます。

武田勇人(Rクラス)くんの家庭で志望校を決める様子
TOMO

武田勇人くんのご家庭では志望校全てを「大学付属校」で固めてきました。

受験は中学受験で最後にしたい…

親としてはとても共感できます。

最後の模試で登録する志望校選びに四苦八苦するリアルな様子が見どころです!

第104講 十一月の増援

父親の暴力的な言動により、母親の実家に住んで勉強している島津くんのお話です。

島津くんの母親は「開成中学で奨学生になれなかったら開成高校を合格しても諦めさせる」と姉(島津くんにとってのおば)に伝えます。

その言葉を聞いて姉は島津くんの学費の援助を申し出ます。

島津くんがひたむきに受験勉強に取り組んでいる様子に心を打たれたからです。

場面は変わって、桜花ゼミナールの先生達は生徒から
申し込まれた志望校を確認しています。

その中で上杉くんの志望校がまだ申し込まれていないことに気づきます。

上杉海斗くんは母親に志望校について思いを打ち明けます。

増援とは島津くんのおばさんからの資金援助だったのですね!
TOMO

年端もいかない甥っ子が頑張って勉強している様子はぐっときますよね。

学費の援助を申し出るおばさんの男前さが目立った回でした。

それにしても島津くんの父親と母親はこのまま離婚してしまうのでしょうか。

パワハラ的な言動があったことは許されませんが、
悔い改める機会があってもいいのではないかと思いました。

そして、最後のコマの上杉海斗くん、母親に何を打ち明けるのでしょうか?

島津くんのおばさんが学費援助を申し出てくれるシーンが見どころです!

第105講 十一月の本懐

上杉海斗くんは、2/1に受ける学校を変えたいと母親に打ち明けます。

「開成中学を受験したいんだ…!」

時期も差し迫っているので、母親は「お前は何を言っているんだ?」となります。

従来の名門校(東央)と受験日程がかぶるので、母親は断固として反対します。
※2/1は受験者がばらけるため受かりやすい

「チャレンジしてみたいんだ…一番、てっぺんってところを…!」

そんな息子の決断を母親は「向き不向き」で諦めさせようとします。

「いつまで僕達が「向いている」ことをママが決めるの?」

上杉海斗くんが自律に向けた思いの丈を打ち明けた機会でした。

そんな息子の言葉に動かされ、条件付きで開成中学の受験を認めました。

上杉海斗くんが開成中学を受験する意思を伝えるシーン
TOMO

これ、二月の勝者12巻中最高のシーンだと思います。

子どもの才能を親が勝手に決めることに対する是非を考えるきっかけになるのではないのでしょうか?

子どもに失敗させたくないから、
親の見立てを元に進むべき方向を決めてしまう。

これまでたくさんのお金や時間を中学受験に投資している以上、最高の結果を出させて上げたいという気持ちはとてもよくわかります。

ですが、子どもの自律を考えると、やりすぎ注意な気もします。

子どもからの反論を受け、条件付きで開成中学の受験を認めて
あげる母親の度量の大きさも素晴らしい!

志望校や親の育て方をめぐるリアルな親子のやりとりが見どころです!

第106講 十一月の王者

桜花ゼミの先生達は上杉海斗くんの志望校(第一志望:開成中学)に驚きます。

黒木先生は上杉海斗くん本人から事前に報告を受けていたので、平然としています。

しかし、他の先生達からは「無謀!」と反対を受けています。

データ的には偏差値が及ばない生徒も合格していますが、
合格後に「深海魚」になっているという事実があります。

その事実を踏まえた上で、黒木先生は上杉海斗くんの決断を尊重しました。

先生方で話している中、「ワンチャン、御三家合格者でフェニックスを抜けるのではないか」という言葉を佐倉先生が口走ってしまいます。

黒木先生は「御三家合格者という点においてはフェニックス一強の牙城を崩すことはできない」と佐倉先生に諭します。

ここで場面が変わって、ライバルのフェニックスに移ります。

先生達は御三家を受ける生徒TOP7(神セブン)の話の中で、上杉陸斗くん(桜花ゼミに通う海斗くんの双子の弟)の凡庸さに言及します。

先生方は「上杉陸斗くんが直前でA判定を取ったことで油断して落ちること」を懸念しています。

その中で、灰谷先生(黒木先生の元部下)は
上杉海斗くんに黒木先生直伝の秘策を行うことを決意します。

TOMO

セリフには出ていませんが、上杉海斗くんが運よく開成中学に受かったとしても「深海魚」になってしまうことを周りの先生が懸念しています。

※合格点ギリギリで受かったはいいものの入学後の試験において底辺レベルの成績を取り続けてしまう生徒

しかし、黒木先生には上杉海斗くんがそうならない根拠?
を持っているように思えました。

一方、フェニックスの灰谷先生からは上杉陸斗くんが現在の成績に胡坐をかかないように発破をかけようとしている素ぶりが伺えます。

次巻以降、灰谷先生の言動に注目です。

生徒を志望校に受からせた後の幸せについてまでも考慮する
といった道徳的な振る舞いが垣間見えるところが見どころです!

最後に

2月の勝者12巻もヘビーな内容でした!

本番の入試まで二ヶ月ちょっとという直前期における「人間模様」が登場人物それぞれの立場で丁寧に描かれており、マジで圧倒されます。

※毎回、同じような感想になってしまいます。
 それほどまでに素晴らしい漫画の出来となっています。

中学受験に少しでも興味を持った方はぜひこの漫画を手にとっていただければと思います!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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